ライティングビューロー |
下部はチェスト、上部は扉付きの書棚や飾り棚などになっており、扉を手前に倒すと書き物用の甲板となる家具。writingとbureauをくっ付けた和製英語。 |
ライティングデスク writingdesk |
書き物机。多くは上部に整理用の小引出しや飾り棚などが付く。 |
ラジアタパイン radiatapine |
カリフォルニア原産のマツ科の針葉樹。現在では、ニュージーランドの造林地が生産地として有名。木肌はやや粗く、耐久性は低い。建築材、割箸、合板、パルプなどに利用。葉が三本一組になる三葉松の仲間。ニュージーランド松ともいう。 |
ラタン rattan |
やし科に属する蔓(つる)性植物で、中国南部、熱帯アジアに自生。茎は長く強靱で弾力に富み、籐椅子・ステッキ・細工物に用いる。⇒籐 |
らっかーとそう 【ラッカー塗装】 lacquercoating |
塗装のひとつ。ニトロセルローズラッカーを塗った塗装。塗膜の厚さは薄いが乾燥が速く、重ね塗りが出来る。木製家具の高級塗装として根強い人気がある。 |
ラック rack |
棚。物をのせたり掛けたりする台。架台。 |
ラックニス lacvarnish |
ラック(貝殻虫)の分泌物をアルコールで溶解した塗料。天然樹脂の中で唯一、熱硬化性の樹脂で、アルコールにしか溶けないことから、木工用下地塗料に利用されている。速乾であるため刷毛塗り作業性は良いが、耐熱性や耐アルカリ性などは良くない。シェラックニス。 |
ラッチ latch |
閉めたドアや扉が風圧などで勝手に開かないように、正常な位置に保持しておくための金具。 |
ラティス lattice |
格子戸や格子造りのことを指し、ガーデニングでは、植物のつるをはわせて仕切りや目隠しにしたり、鉢を掛けて飾ったりする。トレリス(trellis)と同義。 |
ラテックス latex |
ゴムノキの樹液から採る天然ゴムを指すが、合成ゴムのラテックスもある。ベッドのクッションしても用いる。 |
らでん 【螺鈿】 |
鸚鵡貝(オオムガイ)や夜光貝・アワビ貝など、真珠光を放つ部分を種々の形に切って木地の彫穴にはめ込んで装飾する技法。 |
ラバーウッド rubberwood |
ゴムの木からラテックスが採れなくった樹を伐採して板に加工したもの。 |
ラビアン |
エンボス仕上げのメラミン化粧板で、天然木の風合がある。アイカ工業の商品名。 |
ラブルナム Laburnum |
ヨーロッパに生育するマメ科の広葉樹。木質は重硬で強靭。木肌は緻密で磨くと光沢がでる。幹の直径が30cm程度の小径木で供給量も少なく、主に轆轤細工や楽器の部品、象嵌の素材などして利用される。ラバーナムともいう。 |
ラブシート Loveseat |
背もたれがある長椅子で、二人掛け専用のもの。これをラブソファー、ラブチェアーともいうが、これは和製英語で英語圏では通じない。また、劇場や乗り物などでラブシートとは二人掛けの座席のことであるが、鉄道関係では、これけをロマンスシートと称すことがあり、これも和製英語である。 |
ラブラ labura |
南洋産のアカネ科の広葉樹。辺心材の差は不明瞭で、淡い黄白色~黄褐色。軽軟な材で、耐久性は劣る。マッチの軸、合板材、パルプ材などに用いる。カランパヤン、カアトアンバンカル、カダムともいう。 |
ラミナ lamina |
集成材を構成する板材。単板。 |
ラミン ramin |
東南アジアに産するジンチョウゲ科の広葉樹。やや重硬で均質な材で、乾燥・加工は容易。表面の仕上がりも良好。家具の表面材や引出しの側板。建築の床板、廻り縁、建具材に利用される。メラウィスともいう。 |
ラワン lauan |
フタバガキ科の樹木の総称。南洋材の代名詞のようになっている。材の色により赤ラワン、白ラワン、黄ラワンに大別される。多くは合板(ラワン合板)に用いられるが、建築用造作材、家具・建具材など幅広く用いられる。 |
ラング ranggu |
センダン科の広葉樹。パプアニューギニア、インドネシアなどに自生。心材は赤褐色を呈する。材はやや重硬で肌目は粗である。高級銘木のマホガニーに似ることから、その代用として主に家具材に使われる。リンパガともいう。 |
ランニングソー |
大きなテーブルに仕込まれた丸鋸が走行して加工材を裁断する機械。主に合板やボードの裁断に使われる。 |
ランバーコア合板 |
錬芯合板という15mm~30mm角の小幅木を芯として、外側から合板や化粧板を張り合わせたもので、高級家具に使用される。 |
リクライニングチェア recliningchair |
安楽イスの一種で、背もたれを後方に傾斜させるよう角度調節ができる椅子。乗り物の座席の場合は、リクライニングシート。 |
リグナムバイタ Lignumvitae |
中米から南米北部に生育するハマビシ科の広葉樹。心材は茶褐色であるが経年変化により濃緑褐色となる。また、黒檀のマグロの様にほとんど真黒色の材もある。世界で一番重い木材として知られ、材面は緻密で均質。古くは船舶のスクリューシャフトの軸受けやウッドベアリング材として使われていた。グアヤック、癒瘡木(ユウソウボク)ともいう。 |
りちょうかぐ 【李朝家具】 |
韓国の朝鮮王朝時代(1392~1910年)の伝統的な家具。代表的なものに、ジャンと呼ばれる箪笥、タクチャ(卓子)と呼ばれる棚、ソアン(書案)と呼ばれる机、バン(盤)と呼ばれる膳、パンダジと呼ばれる櫃がある。 |
リップソー ripsaw |
縦挽き丸鋸盤の総称で、リッパーともいう。自動送り装置が付いたものがも多い。多列丸鋸盤はギャングリップソーと呼ぶ。 |
リップルマーク ripplemark |
板面に現れるさざ波のような微細な模様。漣紋。 |
リツェア litsea |
クスノキ科の南洋材。ラワン、メランチ類の代用として使われ、彫刻材や模型、合板に向く。メダン(medang)とも呼ばれる。 |
リフェクトリーテーブル refectorytable |
リフェクトリーという言葉の意味は大学などの食堂を指し、大人数で食事をするときに使う大きな長方形のダイニングテーブルを指す。 |
リフティングテーブル liftingtable |
天板の高さを上下させる機能が付いたテーブル。 |
りぼんもく 【リボン杢】 ribbongrain |
木理が交錯している木材を柾目板に挽いた時に現れる木目で、光の反射具合によって順目と逆目が交互に縞模様になって見えるもの。縄目杢(なわめもく)、矢羽根杢(やばねもく)ともいう。サペリ、マホガニー、ラワンなどに良く現れる。 |
りゅうのうじゅ 【竜脳樹】 kapur |
東南アジアに産するフタバガキ科の広葉樹。樹から芳香ある樹脂の竜脳が得られ、香料、薬用となる。心材は黄色を帯びた赤褐色を呈し、やや重硬な材。カプール・カポール、ボルネオカンフーウッド(Boruneocamphouwoode)と呼ばれる。 |
りょうそでづくえ 【両袖机】 kneeholedesk |
机の左右両方の脚部に引出しが付いているデスク。これに対して片側だけに付いているものを片袖机という。 |
りょうめんはっち 【両面ハッチ】 |
表と裏の両面から使えるようにしたハッチ付きの家具。よく、台所と食堂の間に置いて、真中には食器や料理を受け渡すための小窓(hatch)が設けられ、間仕切り家具として使われる。ハッチウォールともいう。 |
りんぎ 【りん木】 |
丸太などの重量物を仮置きする場合に下に敷く木材。ばん木ともいう。 |
リンデン linden |
北米に産するシナノキ科の広葉樹。辺材は幅広く、乳白色。心材は薄褐色から紅褐色を呈す。軽軟な材で、一般に強度は低い。加工性に優れ彫刻、モールデング材にとして最適。また、ベネチアンブラインドしても用いられる。バスウッド、アメリカンホワイトウッド、アメリカンリンとも呼ばれる。 |
リンバ limba |
アフリカに産するシクンシ科の広葉樹。辺心材の差はなく黄白色を呈する。時に心材が茶褐色の呈するものもあり、これをブラックリンバと呼ぶ。合板、内装材、楽器材、家具材などに用いる。加工の際に皮膚炎を起こすことがあので注意を要す。地域によってはフラケ、コリーナ、アファラともいう。 |
ルーター router |
刃物を高速回転させて切り抜き、面取りなどの加工をする機械工具の総称。数値制御によって自動化した大型の「NCルーター」などがある。 |
ルータービット routerbit |
ルーター専用の錐状の刃物。 |
ルーバー louver |
ある角度をなして取り付けてある羽根板。よろい戸。がらり。 |
ル・コルビュジェ Lucorbusier |
1887年、スイスに生れ、建築、絵画、著作など多方面に渉って活躍した人物。椅子のデザインも手掛けている。 |
レースウッド Lacewood |
材面に斑点のような放射組織が現れ、装飾性に富んだ「斑紋杢」を形成したものをレースウッドと呼ぶ。 |
レッグジョイント legjoint |
テーブルの幕板の必要なしにワンタッチで脚部を取り付けることができ、組立て後は金具が見えないなど、自由な意匠を可能とした金具。 |
レッドウッド redwood |
アメリカに産するスギ科の針葉樹。木質は軽軟で、心材は淡い赤色ないし赤褐色を呈する。耐朽性が高いことを利用して、住宅の外壁材、木製サッシ、ウッドデッキ材、ガーデン用の家具などに用いる。樹高約100mにもなる世界最長の巨木であり、学名のセコイアの方が有名。 |
レッドオーク redoak |
ブナ科の落葉広葉樹で北米に産するノーザンレッドオーク、サウザンレッドオーク、スカーレットオーク、ローレルオーク、ブラックオーク、ウイローオークなどの総称。淡赤褐色を呈し、全体に斑(ふ)が入る。木質は重硬で強度がある。国内材の楢の代替品として使われている。楢よりも全体的に木目が荒く、色が赤っぽいのが特徴。 |
レッドメランチ redmeranti |
東南アジアに分布するフタバガキ科の広葉樹。心材は淡桃色から濃赤褐色を呈し、柾目面にリボン杢が認められる。軽軟な材で、加工は容易。家具、合板、建具、建築材など、用途は広い。 |
レッドラワン redlauan |
フィリピンに多く産するフタバガキ科の広葉樹。心材は濃赤色からレンガ色で、木質は、ラワン類の中では重くて硬い。レッドフィリピンマホガニーともいう。 |
れんけつかなぐ 【連結金具】 |
システム家具やユニット家具、ノックダウン式家具を組立てる場合、各ユニットを連結させるために使われる太目のねじとナット。ジョイント金具ともいう。また、転倒防止対策のために上下のユニットを裏側などから固定させるための金物も連結金具という。 |
れんこんぐされ 【蓮根腐れ】 |
樹齢が百年を超えた杉やカヤなどの老木が、腐朽菌により部分的に芯腐れを起こし、レンコン状の空洞が出来たもの。北米の針葉樹、サイプレスによく現れ、アメリカではキツツキがついた痕跡という意味でペッキーサイプレスと呼ばれ、独特の模様がインテリア装飾用に珍重されている。わが国では、欄間などの素材として銘木的な価値がある。 |
ローズウッド rosewood |
ブラジル産のブラジリアンローズウッド(現地名ハカランダ・ジャカランダ)、中米産のココボロ(Cocobolo)、東南アジア産のイーストインディアンローズウッド、いわゆる典型的な紫檀と、手違紫檀と呼ばれるチンチャン(Ching-chan)などを総称してローズウッドという。何れも、材は赤褐色で木肌は緻密で美しい。高級家具材や彫刻用材として用いられる。また、硬くて響きが良いので木琴などの楽器素材としても使われる。 |
ローソンサイプレス lawsoncypress |
アメリカに産するヒノキ科の針葉樹。木質は軽軟で、白ないし淡黄白色を呈す。ヒノキの代用品としてよく使われる。ポートオーフォードシダー、ベイヒ(米檜)とも呼ばれる。 |
ロータリークローゼット rotarycloset |
回転式のハンガーパイプを備えた衣類収納用の戸棚。 |
ロータリーベニヤ rotarycuttingveneer |
原木を丸剥きにした単板。幅広のものが得られるが狂いが大きい。ロータリー単板。 |
ロータリーレース rotarylathe |
丸太を大根のかつら剥きのようにして薄い連続した単板を作る機械。また、木材の形状や柄に合わせて半円形等に剥く方法を、ハーフロータリーと呼ぶ。 |
ローボード |
背の低い棚や台の総称。テレビ台など。 |
ロールコア rollcore |
ペーパーコアの一種で、筒状の厚紙を並べた練り芯。フラッシュパネルの芯材として用い、軽量で強度あるパネルを作ることが出来る。 |
ろいろしあげ 【呂色仕上げ】 |
漆の上塗りをしたものを、木炭などで研出し、角粉(つのこ)などで磨き仕上げしたもの。鏡のような光沢をもった塗面となり、優美で艶のある仕上げ。「蝋色仕上げ」とも書く。 |
ろうびきしあげ 【蝋引き仕上げ】 |
塗装のひとつ。桐箪笥など、和家具の最終仕上げに用いられ、イボタロウなどのワックスで磨いて仕上げる方法。蝋磨き仕上げともいう。 |
ログハウス logcabin |
log(丸太)とhouse(家)を組み合わせた和製英語で、丸太を組んで造った家屋。丸太小屋。正式にはログキャビン。 |
ろくろ 【轆轤】 facelathe |
回転を利用して仕事をする事の総称であるが、木工の場合は、軸の先端へ加工する材料を取付けて回転させ、それに刃物を当てて削り加工する装置、すなわち木工旋盤を指す。 |
ろくろぎり 【轆轤錐】 |
木工道具の一つで、舞錐(マイギリ)のこと。 |
ロッカー locker |
鍵のかかる個人別の収納庫。主に、縦に細長い戸棚を指す。衣服・携帯品などを入れるのに使う。 |
ロッキングチェアー rockingchair |
前後に揺れる構造のイス。Rockerともいう。 |
ロッジポールパイン lodgepolepine |
北米産のマツ科マツ属の針葉樹。心材はクリーム色から淡黄褐色。板目面にディンプルグレインが現れる。木質はやや軽難で耐久性は低い。加工性や仕上がりは良好。建築用構造材、内装材、枕木、電柱、包装材などに使われる。原住民がロッジポール(円錐形の小屋)の骨組みに使ったことから由来する。 |
ロフトベッド loftbed |
ロフトとは、屋根裏部屋や倉庫などの上階を意味し、高い位置にある梯子(はしご)付きのベッド。二段ベッドは上下ともベッドであるのに対し、ロフトベッドは上段がベッドで、その下はデスクや収納スペースなどになっている。 |